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「朝起きれないは甘え」「……」

周囲の人が言う「朝起きれない」とはまた別のベクトルで「朝起きれない」人がいると思います。「目覚まし時計、つい止めて二度寝しちゃうんだよね〜笑」や「起きた後眠気がなかなかとれなくてさ〜笑」ではなく、目覚まし時計を何度もかけたのに、そもそも目覚まし時計の音に気がつかずに眠り続けてしまう。目が覚めた時にはスヌーズもとっくに終了していた…という、あれです。

私がまさにそれで、スマートフォンの目覚ましを6時〜8時まで10分置き、最後はスヌーズと会社用携帯も同様、更にごく普通の目覚まし時計を7時からスヌーズ、うるさい目覚まし時計×2を6時からスヌーズと7時からスヌーズの合計5つの目覚まし時計を使いながらも、鳴っている事実にすら気づかず眠りこけたままの事がある。

大学生の頃、「これ明らかに病気だろww」そんなノリで病院に行き、診断されたのが『冬季鬱病』『季節性感情障害』『起立性情動障害』の複合である。どれも思春期の女性に起こりやすい精神疾患なのだが、私のように思春期でもなければ女性でもない者もかかる。

この精神疾患の恐ろしいところは、世間からの認知度が恐ろしく低い為「朝起きれないのは甘えだ」「緊張感が足りない」となってしまう。真剣に悩んでいるこちらからすれば「うるせえぶっ飛ばすぞ」くらいの感想なのだが、いかんせん言い返す術もない。なにしろ「鬱は甘え」と言う人が、世の中にはまだまだ多いのだ。そしてこの病気の悪いところは、朝起きれない言い訳として最適だというその一点に尽きる。

もしも私が朝普通に目覚める事が出来、上記の病名を知りもしなかった場合、部下が頻繁に寝坊してきて問いただした時に「実は冬季うつ病で…」と言われても「は?」としか思わないだろう。なんだ冬季うつ病って。鬱な奴は年中鬱だろ。そんな具合だ。

はっきり言ってこの精神疾患は、治る見込みは極めて低い。一生付き合っていくしかないのだ。翌日朝一から大事な会議があって絶対に寝坊できない時、私は座って眠る。武士のように。Japanese spiritsを遺憾なく発揮し、目覚ましが鳴ると即起床。当然の話だが疲れはまったくとれず会議でうたた寝をする事になるのだが、少なくとも遅刻はしないので良いだろう。良くない。

さて、私のように本気で朝起きる事が出来ず、周囲から「朝起きる事が出来ないのは甘え」と言われる場合どうすれば良いのか。正直、目覚ましを大量にセットし、時には座って眠る現状を甘えと言われるのであればもう打つ手はない。これ以上目覚ましを増やせばさすがにご近所様からクレームの嵐だろう。毎朝定刻に始まる大合唱の音量が上がるのだ。今までソプラノとアルトだったのにバスとテノールが加わってかなりの爆音になる。正直騒音おばさんよりタチが悪い。早く寝ろ?じゃあさっさと退社をさせてくれ。

ちなみに私は夜も眠れないのだが、おそらくそれは仕事が嫌過ぎる為、「寝て起きたらまた就労の1日が始まる…」という恐怖が起因しているのだと思われる。冬季に限らず普通に鬱だ。