Rock_ozanari’s diary

ノージャンル。音楽系はまあまあ多いです。

最近同級生が死にました。

みんなは死にかけたことある?俺はあるよ。子供の頃親父にぶん殴られて吹っ飛んでガラスの引戸を突き破って頭から流れた血が止まらなかった時とか元カノに腹を包丁で刺された時とか。でも死ななかったし今も普通に毎日それなりに生きてる。

最近同級生が死にました。
高校の時の学年のグループラインがあって、俺はその存在すらも忘れてたんだけど、夜中に急に動き出したんだよね。誰々が亡くなりましたって。俺高校でほとんど友達いないし思い出もそんなにないし、ぶっちゃけその死んでしまった同級生が誰なのかって全く覚えてなかった。話したことくらいあったかもしれないし、同じ学校で学年が同じってだけで一切の接点がなかったかもしれないし、でも、とにかく誰だかわからない昔の同級生が死んだって事実が俺にはそこそこ衝撃だった。

小学校の頃の友達は自殺したし、同じ塾に通ってて仲良くなった友達は薬やりまくって死んだんだけど、それでも同じ高校、学年で同じ3年間を過ごした誰だかよくわからない奴が死んだって事実はズシンと重かった。

だって、不透明なんですよ。自殺した友達や薬漬けの友達は仲も良かったし顔もすぐ出てくる。声だっていくらか自分の中で変化があったかもしれないけど、それでも思い出せる。
でもその同級生は全く思い出せない。だから全く死がリアルじゃないのに、それでも友達と一緒にビール持って心底楽しそうな笑顔をLINEのアイコンにした奴がお悔やみ申し上げてる。LINEで。

だから、ああ、本当に死んでるんだろうなってズシンと重かった。
それで、その上で例えば誰だったかも思い出せないような関係性の俺が葬式や通夜に行くのもきっと違うんだろうなって思うし、葬式や通夜の当日、おそらく家族や友達がそいつとの別れを惜しんでるんだろうなって時に、俺は普通にいつもとなんにも変わらない日ですよって顔をして仕事をしてた訳なんだけど。

少し脇道にそれるけど、「亡くなった」って言い方が俺は嫌いです。そりゃ一応社会性ってもんを持って毎日生きてるから対人じゃちゃんと「亡くなった」って言う。言うけど、人の死に直面して「亡くなった」なんて、そんな風に言葉取り繕ってる場合か?って思う訳。まあそういうのが社会性とか常識とかマナーとか、人様に都合よく利用される概念なんでしょうね。くたばれ。

正直誰だかもよくわからない同級生の死って、本人や仲の良かった人には申し訳ないけど、やっぱ包み隠さず言えば別に悲しくはない訳じゃないですか。感傷とかはあるかもしれないし、俺だって実際心臓に鉛玉落っことされたような気分になってるし。

知ってますか。24歳って死ぬんですよ。当たり前に、脳の病気で。社会人三年目だな、もうお前も一人前だなとかわかったような顔した上司にお高い居酒屋に連れてかれる年齢ですよ。貯金も少し溜まってきて生活も安定してきたし、そろそろ彼女にプロポーズしようかなとか、そういう年齢な訳ですよ、24歳。あるいは25歳。

そういう意味で、近しい友達ではなく、顔もわかんないけど同じ空間で3年間過ごした、という半端な関係性の人の死ってのはなかなかに厳しい経験でした。

だからまあそこで毎日を精一杯生きよう!とか、それでも毎日を今までと変わらず成り行きで生きたり、そこは人によると思うんだけど、とにかく24歳って普通に病気で死ぬんだなあって事を再確認したって話でした。そりゃ何歳だろうが人は病気で死ぬんだけど、そういう事じゃなくてさ。

わからなくて良いからそんな目で俺を見ないでくれよ。それでは。