Rock_ozanari’s diary

ノージャンル。音楽系はまあまあ多いです。

2016-01-01から1年間の記事一覧

この世界こそがゴミだったのだとルンバが気付くまでの物語

幼子の散らかしたスナック菓子のカス。この家の主人と飼い猫の抜け毛。料理中に飛び散った野菜の皮や、切り損じたサランラップの欠片。それらを吸い取るだけのルーティーンワーク。私がこの家にやってきて、どれだけの月日が流れたのだろう。幼子は、気がつ…

音楽とバンドの話

今ある交友関係の9割以上が音楽を介した物だと何気なく気付く。高校生からの数少ない友人は今組みつつあるバンドと、組んでいるユニットのボーカルだし、大学生からの数少ない友人はかつて組んでいたバンドのギターだったり、ベースだったり、ドラムだった…

東京

東京が嫌いだ。見渡せば疲れた顔の人と、無機質なビル。巨大な墓標のようなそれは、幾度となく、自分は死んだのだと思わせる。この街は要らない物がなんでも手に入り、欲しい物はなに一つ手に入らない。自分のペースで歩く事も出来ない。傘を広げれば誰かに…

就職活動 ≒ 化粧

頻繁に「就活のアドバイスください」「就活についてどう思っていますか?」等のメッセージをTwitterで頂くのでまとめようと思う。あくまで個人の意見であり、また一部の高学歴やそれに伴う学閥は対象としていない事、文の頭で「基本的に」「一般的に」「個人…

「朝起きれないは甘え」「……」

周囲の人が言う「朝起きれない」とはまた別のベクトルで「朝起きれない」人がいると思います。「目覚まし時計、つい止めて二度寝しちゃうんだよね〜笑」や「起きた後眠気がなかなかとれなくてさ〜笑」ではなく、目覚まし時計を何度もかけたのに、そもそも目…

「頑張っている人」を評価する弊害

頑張ることは尊い事だ。頑張る事は美しい。スポ根マンガが世間にウケるのはそういう部分もあるだろう。努力に努力を重ね、強敵に打ち勝つ。実に感動的だ。頑張る事は評価されるべきだ。さて実生活ではどうか。会社勤めの人間にとって上からの評価というのは…

ブラック社畜が労基に行った話

まず前提としてこれから話すことはあくまで‘‘私の”体験談であって全員が全員そうな訳ではない、という事をご理解頂きたい。ブラック企業で働く社会人は基本的には満身創痍である。私も例外ではなく、度重なる理不尽な労働に体力と気力を奪われ、労基に行くだ…

お洒落スポットが怖い

前提として私は所謂『非リア』に分類される生き物であるのだが、実は髪を切る時は床屋ではなく美容院に赴く。思春期に目覚めたあの日から。美容院に赴き、まず目に付くこと。店員も客も、みんなお洒落である。一方私は…皆まで言うまい。席に通され、こんな言…

23歳

多くの方にとって非常にどうでも良い話であるが、本日1/24をもって私は23歳になった。今でも好んで聴く音楽は10代の頃のまま。しかし日々現実は辛いものになっていく。THE SMITHSの『The Queen Is Dead』のアルバムを、間に合わせの1980円のイヤフォンで聴い…

宇宙刑事ギャバン

若い人(私もだが)だと知らない方も多いかもしれないが、宇宙刑事ギャバンという特撮物がある。私は、記憶が正しければ小学生の頃の夏休みにテレビで観た。私は特撮が割と好きで、今でも酒を片手にウルトラマンや仮面ライダーを観る事がある。子供の頃は戦闘…

先日雪が降り積もった。私が今の住まいに越してきてから初めての積雪となった。元々住んでいた場所と電車で1時間程しか離れていないにも関わらず、気温は5℃程も違う。雪の降った日、私は友人からの飲みの誘いを快諾し新宿へと繰り出した。家を出た時、周辺に…

キャッチコピー

キャッチコピーが好きだ。短い文章で「おっ」と思える秀逸なキャッチコピーは世の中に多くある。碌に見もしないCMや、街角の広告、本の帯など。有名な物もそうではない物も、とにかく私のお気に入りのキャッチコピーを紹介していこうと思う。1恋が着せ、愛…

郷愁

小学生の頃、他県で過ごした。背の高い建物など殆ど無く、公園の多かったその場所はとても長閑だった。不思議なもので人間とは生まれた場所やもっとも長く過ごした場所よりも、少年の頃に過ごした場所を故郷と感じるようだ。つまるところ私にとっての故郷と…

悪しき労働環境

昨晩Twitterでブラック企業の求人が少ない転職サイトはないかと聞いてみた。約10000人のフォロワーがいる為多種多様の返答を期待したのだが、基本的な返答は以下の通りだ。「そんなものはない」「日本の仕事は殆どをブラックだと思った方が良い」「一般公開…

モテない男を勘違いさせる女子

私はモテないんですよ。それはもう絶望的に。世の中にはモテない男子はたくさんいるでしょう。そんな純真無垢な男子達に共感しかしてもらえないであろう記事を今日は書きたいと思います。「あれ、こいつ、俺の事好きなんじゃないの…?」そんな風に思わせる行…

ある時を境に、冷たい人間だと、心のない人間だと言われるようなった。笑わない、人と積極的に交流を持たない、そんな面白味のない人間だと言われるようになった。ある時期に親しくなった(少なくとも周囲からはそう見えた)女性がいた。彼女は感受性のとても…